実は管理人リカコの趣味の1つに『書道』があったりする…
決して上手な訳ではない。
小さい頃に習っていた時は、遊びで多忙の中、ただ毎週決まった曜日に慌ててギリギリセーフで書道教室に向かい、髪を振り乱して毎月の課題に取り組むのですが
おてんばな子だったので、まさか筆を大切にするような事はなく、前回洗いきれてない使用した墨が残って固まり、教室に到着してから硯のプールの中で、固形の墨で固まった部分をゴシゴシ下ろすので、筆の大切な命毛もちぎれているであろう…という散々なテキトーな小さい書道家であった。
そんなテキトー書道家は、こんな安っすい汚っない筆では、どーせ上手に書けなくて当たり前だと思い込んでいました。
上手な同級生がサラサラと書き、合格をもらう中、リカコはどんどん取り残され、何故書けないのか困難な推理も終盤に近づいていた…
先生が回ってきて下さり、リカコの書道人生末期の筆を取り、一緒に握れと指示が入る…
結果は見えていたはずだった。『あら、リカコちゃんこの筆では無理ね』と絶対言うであろうと悟っていた。
次の瞬間、目から鱗であった…
先生がものすごく素晴らしい字を書いた…
リカコの汚ったない安っすい筆で…末期の…
その時、ハンマーで頭を叩かれたくらいの衝撃が走り、全身に稲妻が走りました。その後『弘法は筆を選ばず』と言う言葉を覚え、あの時のアレだったのかと、点と点が線になるのであった…
その後、一旦書道の道を断念し、自由奔放に生きるのですが、40歳からまた思い出したかの様に再開したのでした。
人生折り返し地点の私の書道への取り組みは、家庭と仕事と両立となっておるのですが、今、仕事では1から修行しておる最中なので、頭から煙が出るほど必死に全力で頭を使い、経理専門の方に教えていただき、労務士さんに習い、税理士さんに習い、税務署の方に習い、とりあえず爪先から頭の先まで専門用語に埋まり、毎日何が何だか全くわからず頭から煙を出しながらやっとこさ過ごし、勉強勉強の毎日なのですが、今日は趣味の書道教室の毎月の課題を出すために、夜中1人で書道と向かい、墨の香りを嗅ぐと、いい香りだなぁとスイッチが入るのでした…
香水とまではいきませんが、ちょっと良い墨はいい香りがするんです。あ、ちょっと良い墨と言ってもそんなに破格な値段のものではないですよ、2〜3千円の小さな墨ですよ貧乏なので(貧乏なので大きな個体は買えなかった人)
『弘法は筆を選ばず』腕のある人は何を使おうが立派な仕上がりとなるんだなぁと幼少期の実体験でトラウマレベルで心の底から学んだので、それをモットーに書道に立ち向かっております。🖌
書道で先生のお手本を元に課題を書いたり、昔の中国の大先輩方の素晴らしい作品の臨書(その作品と全く同じ様に書き上げる事)をしてると、勝手にリラックスして集中していて、楽しんでいる事に気づきました。
いつか、書道の課題を出す際に、締め切りに焦って、書けなさすぎて切羽詰まって、ヤケクソでワイン🍷でも飲みながら書いたんだと、教室の生徒さんに雑談でお話ししたことがあったのですが、笑い話しでとって下さると思ったら、『こっちは真面目にやってるのに、リカコさんは先生に褒められていいですけど、酒飲んで合格もらった人と真面目に取り組んでダメだった私、納得いきません!』と気分を害された様で、コレは言っちゃいけなかったと反省したとこでした…
雑談した後たまたま合格だったんです。いつも下手だし、その方の方が歴も長いし上手だと認めているし、いつもその方が合格をもらいうらやましいなぁと思っいたし…面白い話しのつもりだったのですが、不謹慎だったらしいので、次からはお酒飲んで書いても内緒にしとく事にしました…
今日書いたの明日提出してくるけど、『ダメ元』だからズタズタに注意されても心折れないよきっと♪
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